こんにちは。WEBディレクターの小山です。
先日、中小企業のFacebookやTwitterなどのソーシャルメディア(SNS)の活用法のポイントついて書かせていただきましたが、最近のSNSの進化は目を見張るものがあります。
先週もこんなニュースがありました。
「Yahoo!検索(リアルタイム)」の元データとなる大量のTwitterのつぶやき(ツイート)を分析し、1日の中で人間の感情がどう変化するかなどを調査した結果を公表した。
参照:ニュース – 人はいつ「楽しさ」や「つらさ」を感じるか、ヤフーが大量ツイートから解析:ITpro 2014/07/18
この調査によると、
- 楽しい感情や感謝の感情を含むツイートが多く現れるのは午後11時台~や午前0時台
- 「もうだめ」や「ダメだ」などのネガティブ系ワードが多く現れるのは午前2~4時台
- 最も暇だと感じる時間は、午前10~11時台と午後1~2時台
などの分析結果が得られたそうです。
【気分ワード TOP5】
このように1日の主な感情や感覚の動きを視覚化することができれば、時間帯別にユーザーの気分に合わせて広告を出すことも可能になります。
例えば、性別、年齢、地域、興味、関心等の属性に加えて、時間帯別の気分・感情もターゲティング対象になれば
届けたい属性の人の一番適した時間帯に広告を投下できる
ことになりますので、無駄な広告予算をかけずに、高い効果が期待できます。
ソーシャル広告が注目される理由とは
今回のニュースに限らず、今後はビックデータ解析による、細かくセグメントされたターゲットへの正確なアプローチが広告の新しい流れとして加速していくことが予想されます。
そして、このセグメントされたユーザーに対して効率的な広告を出せる場所として企業から注目を集めているのがTwitterやFacebookなどSNS上の広告(ソーシャル広告)です。
ソーシャル広告が注目される理由として
- 上記のようなセグメント機能の向上
- スマホユーザーのsnsの高い利用率
がありますが、それに加え、最近の検索による集客効果が弱まっていることも理由の一つとして挙げらます。
先日、最近のヤフーの検索結果が広告で埋まっているとネット上で話題になりましたが
ヤフーの検索結果が広告で埋まっていると話題、しかし Google や Bing も似た傾向
今までであれば、検索結果の上位に表示されれば多くの人の目に止まり、ホームページのアクセスも見込めましたが
上記の記事のように、検索結果1位でもファーストビューに表示されない事態になってしまいますと、必然的にリスティング広告に頼らざるを得なくなります。
しかしリスティング広告のクリック単価は、年々上昇傾向にあり、広告予算に限りがある中小企業にとっては、厳しい戦いを強いられることになります。
このような状況も、比較的低予算から出稿ができ、細かくセグメントされたユーザーにピンポイントでアプローチできるソーシャル広告が注目される一因となっています。
SNSの活用が今後大きなアドバンテージになります
インターネット広告の状況も刻々と変化しています。
今後、特に中小企業にとっては、SNSのメリットにいち早く気づき、実行することが今後大きなアドバンテージになります。
先日も書きましたが、そのためには、Twitter、LINE、Facebookなどの各SNSのターゲット層、利用状況などの特徴をしっかりと理解し、自社にとってどのSNSに力を入れるべきかを見極めていく必要があります。
【知っておきたい】中小企業のソーシャルメディア活用法(1)SNSとは
その上でソーシャル広告をスタートさせることが求められます。
さいごに
今回は、代表的なSNSの一つであるツイッターの特徴や運用のポイントについて書こうと思っていたのですが、興味深いニュースが2つ立て続けにあり、前回と似たテーマになりました。
ツイッターについては、次回以降に改めて書こうと思います。
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