こんにちは。WEBディレクターの小山です。
本日は、昨日の記事、【中古車業界激震】Amazonが中古車販売に乗り出しました!の続きになります。
今回ニュースを聞いて、相当に危機感を持たれている中古車販売店の方も多いと思います。
今後、アマゾンで中古車が買えることの一般の認知度が上がれば、従来の方法での中古車販売が、通用しなくなることも多いに考えられます。
例えば、お客様は、御社で販売している中古車の価格とアマゾンで売っている同じ車種、年式、走行距離の中古車をスマホで簡単に比較できるようになります。
これは、少し前によく話題になった、価格コムで最安値をチェックして家電店に行くようになった消費者の行動と似ていますね。(もちろん家電と車は別物ですが)
今回、アマゾンがネット販売を促進するために、販売価格・保証など今まで中古車販売でわかりにくかった部分を誰でもわかるようにシンプルかつ明確にしたことは、とても革新的であり、今後の中古車販売のありかたを大きく変えてしまう可能性を秘めています。
では、近い将来、アマゾンで中古車を買うことが普通になることを前提に、中古車販売を営んでいる企業が今、やるべき対策を考察してみます。
参考にできる部分は、どんどん取り入れていく
今回のアマゾン/ネクステージさんの戦略は、よく考えられています。参考にできる部分は、どんどん取り入れていくべきだと思います。
1.表示価格を明確にする (総額表示が基本)
アマゾンにお客さんを持っていかれないためにも、まずはアマゾンでの価格表示(総額表示)に合わせる必要があります。
たとえば、御社で取り扱っている中古車をネットで発見したとしても、従来の価格表示のままですとお客さんに比較すらしてもらえない可能性も考えられます。
クルマは、家電とは異なり、価格の安さだけが購入の決め手ではありません。まずは、価格表示を合わせた上で、自社で買うことのメリットをしっかり訴求できればいいと思います。
2.自社で中古車を買うことのメリットを明確にする
アマゾンに比べて値段設定が高かったとしても、自社で買うことのメリットをしっかり説明できればお客さんは納得していただけます。
- 故障した時の具体的な対応方法
- 充実した保証内容
- 実際に車を確認できる点
- 車検への対応
など、自社の強み・メリットを見直し、ホームページやSNS等で積極的にアピールすることが大切です。
3.自社のホームページを見直す
見た目が古いホームページや更新がない、止まっているホームページは、それだけで悪い印象を持たれてしまう恐れがあります。
先日このブログにも書きましたが、
これからは、継続的に情報を発信する仕組みを持ったホームページが必要になります。この機会に自社ホームページを一度見直されるものいいと思います。
4.ホームページをスマホ対応型にする
ホームページを見直すにあたり、忘れてはいけないのは、スマホでの見え方です。
先日の「月間 整備戦略」のインタビューでもお話させていただきましたが、去年から今年にかけてネットを見る割合がPCよりスマホのほうが大きくなってきています。
もちろん、アマゾンもスマホで見られている方の割合が多いと思います。スマホでの情報の伝え方は、今後の鍵になります。
ちなみにこのホームページは、デバイスごとに見せ方が変わるレシポンシブデザインを採用しています。
5.試しにアマゾンに中古車を出品してみる
今回、アマゾンと中古車販売店ネクステージが連携してアマゾンでは、初となる中古車販売を開始しましたが、ネクストテージさんが独占販売しているわけではありません。
詳しい出品条件などは、調べきれていませんが、他の企業からの出品は、もちろん可能です。
実際に中古車を出品してみるのもひとつの手ですね。今なら競合が少なく、先行ランナーになれます。
さいごに
あくまで私の考察にすぎませんが、これからは、中古車を並べておくだけで売れる時代ではないことは確かです。
もちろん世の中全てがネットに依存しているわけではありませんが、これからは、時代の変化に合わせてビジネスの形態を変化させる柔軟さが求められる時代だと思います。
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