こんにちは。WEBディレクターの小山です。
昨日、いよいよAmazonが中古車販売に乗り出すことが、ニュースで報じられました。
Amazonが中古車販売に参入 乗り出し価格55万/44万/33万円の固定で
Amazon.co.jpが中古車販売に参入。ネクステージと連携し、55万円、44万円、33万円の固定価格で販売する。
Amazon.co.jpは6月3日、中古車の通販に参入した。中古車販売を手がけるネクステージと連携し、軽自動車、コンパクトカーを中心とした国内メーカーの約200台を、55万円、44万円、33万円の固定価格で販売する。
「カー&バイク用品ストア」内に自動車車体コーナーを設置。車体価格と登録諸費用、納車整備料、重量税、消費税、自賠責保険料までを含め、55万円、44万円、33万円の固定価格で販売する。
ネクステージがAmazonマーケットプレイスに出店する形で販売。通販でも安心して購入してもらえるよう、車体品質情報を統一して表記し、タイヤ、ブレーキパッド、バッテリーなど主要な消耗品は新品にして提供。納車後1週間は返品可能とした。
関東・中部・関西エリアは送料無料で届ける。1年間はメーカー基準と同等の保証を提供するとしている。
引用: ITmedia ニュース 2014年06月03日
特筆すべきは、
・車体価格と登録諸費用、納車整備料、重量税、消費税、自賠責保険料まで含んだ価格であること
・価格帯を33万、44万、55万円の3つに固定していること
・販売車種を国内メーカーの、軽自動車、コンパクトカーを中心にしていること
・1年間、メーカー基準と同等の保証を付けること
ですね。消費者にとって、従来の中古車販売における分かりにくかった部分を明確にしています。
しかも選択肢を3つに限定することで、比較・検討・判断が心理的に簡略化され、結果として購買促進につながりやすくなります。
Amazonがターゲットにしているのは、若年層・主婦
販売車種を軽自動車、コンパクトカーを中心にしていることからわかるようにアマゾンがメインターゲットにしているのは、若年層・主婦だと思われます。
このターゲット層の特徴として
・ネットとの親和性が高い
・クルマに対する知識が少ない
・クルマに求めるのは、利便性、安さ、燃費等
な方が多く、今回のAmazonの明確な販売方法は、このターゲットの購入意欲を高めることに対してしっかり戦略を練っています。
ネットにおけるアマゾンの圧倒的な知名度を考えると、ネットで大々的なキャンペーンをおこなって認知度を上げるだけで、一般の中古車販売店はもちろんのことグーやカーセンサーなどの従来の大中古車の売買サイトからも一気にシェアを奪ってしまう可能性もあります。
中古車を扱っている企業は、この状況に対応するためにも、早急に今までのビジネスモデルを見直し、アマゾンの中古車販売では、できないことを強みとして打ち出していく必要があります。
※自社ホームページ等でできる対策については、また後日書かせていただきます。
しかし家に居ながらスマホで簡単にクルマを買えるようになりつつあるってすごい時代になりましたね。
ちなみに、今回のニュースとは関係ありませんが、以前、日産とアマゾンが提携して行ったプロモーション動画です。こんな風にクルマが届けられることは無いと思いますが・・・
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