こんにちは。Webディレクターの小山です。
8月に一泊二日で試乗させていただいた三菱アウトランダーPHEVに続き、神奈川日産が現在実施している「リーフと過ごす2週間 14DAYSキャンペーン」を利用して日産の電気自動車リーフを2週間お借りしました。
今回は、そのレポートをお送りします。
今回も下調べ等はせずにお借りしました
今回リーフをお借りした期間は、9月20日(土)~10月4日(土)。通勤に車を使わないため乗るのは基本、週末、土日になります。
アウトランダーの時と同じく、今回も事前にネット等でリーフの性能等に関して下調べ等はしていません。言わばリーフが電気自動車であるという認識しかない状態です。
下の写真が今回リーフをお借りした神奈川日産相模原店です。
当日バスでお店まで行ったのですがクルマで行った場合でもお店で預かってくれるそうです。これはありがたいサービスですね。
手続き等を行い、簡単な操作説明を受けます。リーフは、満充電の状態での走行距離は、160km~200km。気になる充電の目安は、都心部の場合、充電スポットが沢山あるので残りの走行距離が20kmになったくらいで大丈夫とのことです。
リーフのナビ画面でも充電スポットがわかりやすく表示されています。
内装は、落ち着いた雰囲気です。
乗り心地は、床廻りにバッテリーがあることもあり重心が低く、どっしりとした安定感があります。プリウスの乗り心地に近い感じがしました。
アウトランダーもそうでしたが電気で走るだけあり、車内は本当に静かです。運転している感じは、普通のクルマと変わりません。
想定していたよりもバッテリーの減り方が早い印象
お借りした日は土曜日だったのでまずは、子供を連れて自宅から12kmくらいにある相模川ふれあい科学館へ行ってみました。往復でバッテリーの残量が70%に。想定していたよりも減り方が早い印象です。
翌日には、近所に買い物などに使用。週末が終わった時点でバッテリー残量が55%くらいになりました。
翌週の土曜日、自宅から約14kmほどの上大島キャンプ場に日帰りバーベキューに行ってみました。荷物や人が多く乗るとバッテリーの減りも若干早くなるようです。
バッテリーの減り方がわからない内は、若干の不安感が残ります。(慣れてしまえば大丈夫と思いますが)この辺の感覚は、スマホの電池残量を見るのと似ている気がしました。
帰りには、バッテリーの残量が30%を切ったので、ここで初めて充電します。急速充電は、30分かかりますが、近くにコンビニなどがあれば気にならない程度の時間でした。
30分の急速充電で90%くらいまで充電ができました。
最終日、羽田空港までドライブしてみました
次の日28日(日)は、休日にリーフを乗れる最終日なので家族で羽田空港までドライブしてみました。
出発前の状態です。バッテリー残量は、75%。残りの走行距離は、108kmです。
出発前に充電スポットをネットで調べてみると羽田空港のP4立体駐車場に無料で充電できるスペースがあることがわかりました。
自宅から羽田空港までは約42km。行きは下道で向かいます。1時間半ほどで羽田空港のP4立体駐車場に到着。バッテリー残量は40%位です。
日曜日ということもあり駐車場は、満車気味だったのですが充電ができる駐車場は、ガラガラでした。
※写真の一番奥のスペースが急速充電ができるスペースです。
しかも空港入り口近くのいい場所にあるのでおトクな感じがします。EV車がそれほど普及していない今だからこその特典かもしれませんね。
羽田空港で昼食を食べたり、子供に飛行機の離発着を見せたりする予定だったので急速充電ではなく普通充電を選びセットします。
羽田空港で3時間ほど過ごし駐車場に戻ると90%位まで充電が完了しています。帰りは、首都高湾岸線で帰ります。
ものスゴイ加速力!最後に驚きが待っていました
今まで一般道中心で、またバッテリー残量を意識しながら走っていたこともあり、ずっとECOモードで走っていたのですが、高速だしと思い何気に、ECOモードを解除したとたん、ものスゴイ加速力!
従来のクルマのアクセルを踏み込み、エンジン回転が上昇しながら加速していく感じとは全く異なります。
とにかくレスポンスが良く、アクセルを踏んだらポンっと加速していきます。まさに電気自動車のモータならではという感じです。
前述したように今回、リーフに対して何の前知識もなくお借りしていたので、この感覚は驚きました。ある意味スポーツカー的に運転が楽しめました。
あとで担当者の方にお聞きしたところ3000ccクラスのトルクがあるそうですが納得です。リーフにここまでの走行性能を持たせるところが日産らしくてとても好感を持てました。
ただしこのモードでの走り、バッテリーの減りもかなり早いです。
※リーフの走行性能は、下記の動画がわかりやすいです。
EV車のイメージを覆す魅力的なクルマですが・・・
今回試乗させていただいて走り・性能ともとても満足できる車でした。正直EV車には、今まで非力なイメージがありましたが完全に覆されました。
とにかく高速での運転が楽しかったです。
また最初は、満タンで400km走る今までの車の基準で考えるともう少しバッテリーに余裕があってもと思いましたが、実際に乗ってみると、充電スポットも充実していることもあり、日常的に長距離を走る方以外は、充電サイクルを上手く生活の中に取り込めば問題無い気がしました。
また今月の頭に発表された日産のEVサポートプラン等、EVが使いやすい環境も整われつつあります。
参照記事:日産、リーフオーナー向けに全国4100基の充電施設が使い放題の新プランを設定 | レスポンス 2014年10月01日
ただ一つだけ残念なのがデザインです。なんというか魚(はぜ)を連想してしまいます。(あくまでも個人的な意見です)
勝手ながら、先日、日経ビジネスオンラインにインタビューが掲載されたカーデザイナー和田 智さんに新型リーフをデザインしていただきたいと思ってしまいました。
日本のデザインは「新しさ」にこだわりすぎる。:日経ビジネスオンライン
もちろん今のリーフのデザインが好きなこともいらっしゃると思います。すいません、あくまで個人的な感想ですので・・・
さいごに
今回も返却時に担当の方と色々とお話しを伺わせていただきました。
興味深かったのが一口にEV車と言っても各メーカーによって方向性が異なるということ。日産が考える走行距離や価格、走行性能、使用方法等のバランスの結果がリーフということです。
EVながら走る楽しみを味わえるところが素晴らしいと思いました。
これからの日産の動きも非常に楽しみです。
担当の田所様、スタッフの皆様、この度は本当にありがとうございました。
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