【未使用車を常時200台展示販売】ガリバー「軽未使用車」専門店をオープン

こんにちは。Webディレクターの小山です。

ガリバーが軽の未使用車を専門に取り扱う「ミニクル2号店」を来年1月1日に福島にオープンすることを発表しました。

ガリバー、軽未使用車専門店 ミニクル 2号店を福島にオープン…1月1日

参照元記事:レスポンス 2014年12月16日

「ミニクル」で取り扱う未使用車は初年度登録から3年以内及び走行距離が100キロ以下の車両のみ。店頭には、常時200台の「軽の未使用車」を展示し、展示車以外にも在庫台数約1500台の中から選ぶことができるそうです。

20141216

最近、「未使用車」の取扱いを“売り”の一つにする販売店も増えてきましたが、常時200台もの「軽の未使用車」を展示するというのは画期的ですね。

「軽の未使用車」のみでここまで選択肢が増えれば、少しでも安く軽自動車を購入したいユーザーが多く足を運ぶことが予想されます。

消費増税・4強の競争激化で「軽の未使用車」が増加傾向に

今回のガリバーの新店舗オープンの背景には、「軽の未使用車」が増えていることがあげられます。

軽で「未使用車」膨らむ  消費増税直後の好調にからくり「4強」競合で値崩れ

参照元記事:日本経済新聞 2014/9/25

上記の記事によると「軽の未使用車」が増加する原因として

  • 17年ぶりの消費増税で厳しさを増す販売環境において、メーカーからの奨励金を得るためにディーラーがこぞって未使用車を増やしたこと
  • ダイハツとスズキの2強だった軽自動市場が、ホンダと日産(三菱との提携)が参入した「4強」体制になり、販売競争が激化していること

を指摘しています。

さらに来年の4月の軽自動車税の引き上げに伴い、来年の3月末にかけて大量の未使用車が発生すると見ています。

もっとも、この流れは当面変わりそうにない。軽では来年4月から軽の保有者に毎年かかる軽自動車税が1.5倍に引き上げられる。

来年3月までに新車で購入したことにすれば毎年7200円で済むが、4月以降なら年1万800円を支払い続ける必要がある。

消費者の税負担を軽減するため、来年の3月末にかけて大量の未使用車が発生すると見る向きは多い。(中略)

参照元記事:日本経済新聞 2014/9/25

この世の中の流れを読み「軽の未使用車」専門店をオープンするガリバーさんの迅速な機動力は素晴らしいと思います。

さいごに

ほぼ新車と変わらないコンディションの「未使用車」を安く購入することができるのは、消費者にとってありがたいことと思いますが、自動車産業としてみた場合、あまり健全な動きでは無いよう気もします。

来年の3月末にかけて各社ともどういう動きに出るのか今後も注視していきたいと思います。

【参考URL】

日本最大級! ガリバー創業の地、福島に新しい風 軽自動車の未使用車専門店「ガリバーミニクル」オープン!
http://221616.com/gulliver/news/press/20141215-14747.html

ガリバープレスリリース 2014年12月15日