【今後SEO対策があまり重要ではなくなる？】いよいよ本格化するスマホ・シフトの影響とは

こんにちは。Webディレクターの小山です。

先日弊社にSEO対策で協力したいという業者から営業の電話がかかってきました。

「SEOとは、具体的にどういう方法を取られるですか？」と聞くと

「ページランクの高いページ5,000サイトから手作業でリンクを貼ります。」とのこと。

もちろん丁重にお断りしましたが、未だにこういうSEOを売りにする会社があるんですね。ある意味新鮮でした。

ちなみに彼らのセールスポイント・指標の一つとなっているページランクは先日Googleより更新の終了が発表されています。

Google、ツールバーPageRank 更新を終了か　今後の予定なし

SEO業者のことはさておき、最近スマホの急速な普及に伴い、検索する人が減りつつあるようです。これは、今までWEBにおける基本中の基本だったSEO対策が今後、あまり重要ではなくなることも意味します。

そこで今回は最近ネットでも大きな注目を集めるスマホ・シフトの影響と各社の取組みを取り上げていきたいと思います。

Googleの稼ぎ頭の「検索広告」に陰り　グーグルの成長鈍化

スマホの普及により、これまでのグーグルの広告モデルが少しずつに力を失いつつあります。

先日もこんなニュースが報じられました。

米グーグル：７－９月期利益は予想下回る－広告販売伸び悩み

参照元記事：ブルームバーグ　2014年10月17日

グーグルの広告販売が伸び悩んだ直接的な原因として

検索広告のスペースの縮小

スマホ上の広告はパソコンやタブレット端末よりも掲載料が低いこと

等が挙げられますが、なによりもスマートフォンの普及により従来の「ブラウザから検索する行為」が減っていることが一番の要因と思われます。

今後は、しっかりSEO対策がなされ検索結果に上位に表示されてもビジネスにおいてあまり意味をなさなくなる可能性も多いにあり得ます。

スマホ・シフトの影響がとうとうGoogleにまできたかという感じです。

スマホ・シフトがWEB広告に及ぼす影響とは

スマホの普及と共にニュースサイトや各種キュレ―ションサイト、各SNS、ECサイト等の様々な専用アプリが充実しました。

この結果、ユーザーは、わざわざブラウザを立ち上げてGoogleやヤフー検索しなくてもアプリ内で情報を得ることが可能になってきました。

そしてユーザーの行動がアプリ内で完結することがWEB広告においても大きな影響を及ぼし始めています。

例えば、今まで検索したキーワードや検索履歴に基づいた各種WEB広告を展開していたGoogleに比べ、購買履歴など物に基づいたデータを持っているAmazonの広告のほうが、その人の生活水準・嗜好がよりわかりやすく広告の精度も高くなります。

当然、リスティング広告よりもアプリ内での広告を選択する広告主も増えてきます。

実際にGoogleの会長は、自社のライバルとしてAmazonをあげています。

「検索市場で最大のライバルはアマゾン」グーグル会長

参照元記事：AFPBB News　2014年10月14日

また以前このブログでもご紹介したスマホとの相性がよい「ネイティブ広告」など新しい形の広告も今後どんどん伸びていくと思われます。

次にスマホ時代に対応する各社の動きを見て行きます。

独自のモバイル決算サービスが続々と登場　

一つのアプリ内で商品・サービスの紹介から購入・決算までの一連の消費行動を完結することにより、ユーザーの様々なデーターが蓄積され、広告販売、サービス向上、新しいビジネスプランなど様々なことに活用できます。

特に最近は、この流れが顕著になりつつあり、アプリ内で簡単に支払いが完了する独自のモバイル決算サービスが続々と登場しています。

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