本日発表されたヤフーカーナビと純国産のサービス体制が素晴らしい件

こんにちは。Webディレクターの小山です。

先日、知り合いにカーナビ（アルパイン製）のデータ更新作業を頼まれました。

なんでも、自分の持っているPC（マック、ウィンドウズXP）では更新ができないとのこと、メーカーから送られてきた更新内容を見てみると、

まず、更新手続きをするためのソフトをPCにインストール、次に今年度のデータをメーカーのホームページからダウンロード、そのデータをUSBメモリにコピー、そのUSBメモリをカーナビに指して更新するという内容でした。

自分自身がカーナビを持ってなく、必要な時には、Google Mapsのアプリをカーナビ代わり使っていたこともあり、このアナログ的な手間の多さに少し驚きつつも※

（※面倒な人やパソコンを持っていない人には、3千円でデータの入ったUSBメモリを送ってもらえるそうですが）

「やはり車を仕事で使うことの多い人には、機能の充実している従来型のカーナビが便利なんだなぁ」なんて思ってのですが、本日こんなニュースが飛び込んできました。

速報：スマホ向け「ヤフーカーナビ」発表。無料でVICS渋滞・規制情報をリアルタイム提供

なんとスマホ向けの無料カーナビアプリとしては国内で初めて、VICSに対応しているそうです。これは画期的ですね

しかも本サービスのリリースにあたり、

東芝

住友電工システムソリューション

e燃費

JAF

IMJグループ

24Times

三井のリパーク

など多くの日本企業との協力体制を構築したそうです。

ヤフーによると、純国産のサービスを開発して海外製のカーナビに対抗。海外勢から国内シェアを奪還し、車空間でのスタンダードを目指すそうです。

これは素晴らしい！

早速「ヤフーカーナビ」のサイトをチェックしてみましたが、

予想以上によくできています。

先述したVICS対応はもちろんですが、様々な企業との協力体制があり、従来のカーナビがかすんでしまうほどの充実ぶりです。

すべて無料

データ更新料一切不要

地図と音声で、目的地まで案内

渋滞・規則情報が無料　自動で渋滞回避ルートを案内

リアルタイムで駐車場の空き状況を知ることができる

ガソリンスタンド検索でガソリン価格を知ることができる

これでは、もうカーナビを買う必要が無くなりますね。

今頃、カーナビ業界は、激震が走っているのではないでしょうか。

私も早速アプリをダウンロードしてみたいと思います。

注目すべき点は、このカーナビをフルに利用するためには、Yahoo! Japan IDでのログインが必要であるということです。

カーナビを利用するドライバーのさまざまな行動データが、Yahoo!に蓄積され、協力企業のマーケティングや今後Yahoo! JAPANが提供する様々なサービスに利用されることになると予想されます。

ヤフーの持つビックデータを自社のビジネスにいかに活用するかが、今後の大きな鍵となりそうです。

追記： Yahoo! IDログインは、VICSを使用するために必須で、アプリを起動するとログイン画面が起動するそうです。

またヤフーが蓄積するデータは個人が特定できない状態のログとして送信されるそうです。

参照：速報：スマホ向け「ヤフーカーナビ」発表。無料でVICS渋滞・規制情報をリアルタイム提供 – Engadget Japanese