ホームページのデザインを考える上で知っておきたい4つのポイント

こんにちは。WEBディレクターの小山です。

ビジネスに活用できるホームページを作るためには、ターゲット設定、日々の運用、時代の変化、WEB技術の進化、SNSの活用など様々な要素を多面的に考えていく必要があります。

もちろんデザインのその一つです。

今日は、Webサイト(ホームページ)におけるデザインについて知っておきたいポイントについて考えてみたいと思います。

チラシ・ポスターなど紙媒体とは、デザイン前提が異なります

デザインというとチラシやポスターなど紙媒体でのデザインを想い浮かべる方も多いと思います。

しかしWEBは、紙媒体とは、デザインの前提が大きく異なります。

紙媒体のデザインとして、新聞折り込みチラシ、ポスティングチラシ、ダイレクトメール(DM)、人通りの多い場所でのポスター、看板などが挙げられますが、

いずれもなるべく多くの人に情報を伝えることを目的としています。

紙媒体のデザインは、スペースが限定されていることもあり、

人目を引く派手な色使いを使用し、目立たせたい部分は、奥行きや立体感などの装飾でインパクト出すものが多く見られます。

最近では、QRコードや「続きはWebで」などWebサイトへの誘導を促すチラシ、ポスターもよく見かけるようになりましたが、基本的には、そこで完結することを前提に構成されたデザインと言っていいと思います。

WEBサイトのデザインは情報を求めてアクセスしてくるユーザーを対象にしています

これに対しWEBサイトのデザインは、検索やリスティング広告、ツイッターやフェイスブックなどのSNSから、何らかの情報を求めてアクセスしてくるユーザーを対象にしています。

もちろんWEBサイト(ホームページ)には、いくらでも情報を掲載することが可能です。

またビジネスに活用するホームページには、必ず、お問合せ、購入などの何らかの目的(ゴール)があります。

つまりWEBサイトのデザインは、まずアクセスしたユーザーに対し

  • 迷うことなく目的のコンテンツを閲覧させること
  • お問合せ、購入などWEBサイトのゴールに誘導させること

を考慮して作成する必要があります。

また、最近ではスマホやタブレットなどユーザーが直接触れて操作できるデバイスが普通になりつつあります。

上記に加え、アクセスしてきたユーザーが、直観的に操作できる機能性を持つこともWEBサイトのデザインを考える上で大きなポイントになります。

特定のターゲットに向けたデザイン・雰囲気作りが大事です

以前、ホームページにおけるターゲットの絞り込みの重要性について書きましたが

ターゲットの明確化がホームページを強くする?これからのネット集客に欠かせない「ターゲットの絞り込み」について

なるべく多くの人にアピールすることが目的のチラシやポスターなどとは異なり、

Webサイトには、自社のターゲットとするユーザーの属性に合わせた色合いや雰囲気などを考えてデザインを考える必要があります。

時代の変化と共にWEBデザインも変化しています

時代の変化や技術の進化と共にWEBデザインも変化しています。

以前は、紙媒体と同様に、WEBサイトのデザインにおいても奥行きや立体感、細部までこだわった装飾など、いわゆる「リッチデザイン」というものが主流でした。

しかし最近では、

  • WEBサイトにおいてコンテンツが重視されるようになった
  • スマホやタブレットの急速な普及で操作性が重視されるようになった

などの理由から、よりコンテンツ(情報)が見やすく整理されることが求められるようになり、

  • 迷うことなく目的のコンテンツを閲覧させること
  • 直観的に操作できる機能性

を重要視する「フラットデザイン」と呼ばれる装飾を最低限に抑えたシンプルなデザインがここ2~3年の間に多く見られるようになりました。

このようなWEBのトレンドのを押さえることもにWEBデザインを考える上で大きなポイントです。

※フラットデザインついては後日、改めて書かせていただこうと思います。

さいごに

一口にデザインと言ってもWebサイトと紙媒体では、異なることがおわかりいただけたでしょうか。

デザインについてスティーブ・ジョブズがこう言っています。

Design is not just what it looks like and feels like. Design is how it works.

デザインとは、単にどのように見えるか、どのように感じるかということではない。
どう機能するかだ。

スティーブ・ジョブズ

これは紙・WEBどちらに関しても言えることですね。

優れたデザインとは、人を動かす力があるもの。

これは、私も仕事をする上で肝に命じておきたいと思います。