【「やさしい運転」をすると保険料が戻る?】ソニー損保がキャッシュバック型自動車保険を発表

こんにちは、Webディレクターの小山です。

自動車保険のソニー損保が「やさしい運転」をすると保険料が戻る、新しいタイプの自動車保険「やさしい運転キャッシュバック型」を来年2015年の2月より販売することを発表しました。

ソニー損保、やさしい運転で料金キャッシュバックの新保険…ドライブカウンタ計測

参照元記事:レスポンス 2014年11月14日

この新サービスは、保険契約者の車両に小型計測器(ドライブカウンタ)を設置、ドライバーの運転状況を計測して、評価(点数化)し急発進や急ブレーキの少ない「やさしい運転」をした場合、評価(点数)に応じて保険料をキャッシュバックするという内容です。

内臓の加速度センサーで加速減速の発生状況を計測

車両に設置するドライブカウンタは、内臓の加速度センサーで加速減速の発生状況を計測する仕組みで図のように付属の両面テープもしくはマジックテープで簡単に設置できるシンプルなものとなっています。

20141117_01

また今回発表された資料には、このドライブカウンタには、GPS・カメラ・通信機能等は、有しておらず、契約車両の位置情報や走行ルート、映像・音声などを自動的に取得・収集することないと明記されています。

最近は、OBD2やGPS等、クルマを詳細にモニタリングできるデバイスが多くなっていることもあり、この部分をしっかり説明しているのは、個人的に安心ができます。

保険料が最大20%キャッシュバック

「やさしい運転キャッシュバック型」保険でキャッシュバックを受けるには、所定の計測期間が必要となります。

  • 契約車両にドライブカウンタが設置されている期間が、180日間以上であること
  • ドライブカウンタで計測した契約車両の有効走行時間が、20時間以上であること
  • ドライブカウンタで計測した契約車両の有効走行日数が、10日以上であること

これらの計測結果に応じて最大20%のキャッシュバックを受けることができます。

20141117_03

今回発表された資料には、保険料とキャッシュバック額についての具体的な例が掲載されています。

20141117_04

これを見る限り、契約時には、若干割高になるものの年間を通して「やさしい運転」をすることで結果的に従来の保険よりも割安になることがわかります。

11月17日から「30日間無料トライアル」の受付を開始

実際のサービス開始は、2014年2月中旬だそうですが、実際にドライブカウンタがどのように運転特性を計測するのかを無料で試せる「30日間無料トライアル」を本日11月17日より開始しています。

気になる方は、申し込まれてはいかがでしょうか。

さいごに

今回この新サービスが考案された背景には、「車の急発進・急ブレーキの発生状況」と「事故リスク」の相関が確認されたことがあるそうです。

以前、このブログで少しご紹介しましたが、タイムズ24のカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」においても急加速・急減速の回数等に応じた優遇サービス「TCPプログラム」を開始するなど、ドライバーの運転状況が様々なサービスにに結びついていくことが予想されます。

【参考サイト】

ソニー損保|やさしい運転 キャッシュバック型|
http://www.sonysonpo.co.jp/auto/cashback/