最近、国内外で発表されたOBD2とスマホを活用したデバイスのまとめ

こんにちは。Webディレクターの小山です。

以前、このブログでガリバーの「DRIVE+」やアメリカ発の車載ディスプレイ「Navdy」などについてご紹介しましたが

アメリカ発!OBDIIを利用したスマホとつながる車載ディスプレイが男心をくすぐる件

クルマとLINEでトークできるガリバー「DRIVE+」が何気にすごい件

これ以外にもスマートフォンと車の自己診断システム「OBD2」を組み合わせたデバイスが続々と登場し注目を集めています。

そこで今回は、最近国内外で発表されたOBD2とスマホを活用したデバイスをまとめてご紹介します。

加速度センサーとGPSを内蔵 日々の走行データを蓄積「Automatic」

加速度センサーとGPSを内蔵 日々の走行データを蓄積「Automatic」

「Automatic」は現在、アメリカで販売されているOB2デバイスです。

「Automatic」の本体内には、加速度センサーとGPSも内蔵しており、車速やエンジン状態、アクセル操作の情報などOB2からの車両の状態と急な加減速などの状態や現在位置を合わせてモニタリングすることが可能です。

専用アプリでスマホで情報を確認できるほか、「Automatic」で蓄積されたデータはクラウド上にも保存され、ブラウザから過去の履歴を参照することも可能です。

非常に優れているデバイスだと思います。コンパクトなサイズとデザインもいいですね。

アメリカで99ドル95セント(約1万1000円)で販売されています。

ガソリン消費量抑制&異常検知&事故ったら自動連絡もできる「Automatic」、自動車の診断ポートにつけて運転をモニタしスマホと連携

参照元記事:Gigazine 2014年10月28日

タイ発!車の状態を常時モニタリング、故障原因などを通知「Drivebot」

タイ発。車の状態を常時モニタリング、故障原因などを通知「Drivebot」

「Drivebot」は、タイの企業が開発しているOBD2デバイスです。

常に車の状態をモニタリングし、故障の可能性の高い箇所を走行前に知らせてくれるそうです。

また運転行動を追跡して、燃料のかからない効率的なルートをスマホで知らせてくれる機能もあります。

最近、身体に装着し、自分の健康状態を常に管理するブレスレッド型などのウェアラブルデバイスが流行っていますが、その車版といった感じです。

上記の「Automatic」に比べるとシンプルな作りですが、手軽に設置でき、高額な修理や事故が発生する前に知ることができるのは、安心できます。

車にだってウェアラブル! 「Drivebot」を付けておけば愛車の状態がすぐ分かる

参照元記事:U-NOTE 2014/10/22

最大30日分の燃費データをスマホに表示「DriveMate d-OBD」

最大30日分の燃費データをスマホに表示「DriveMate d-OBD」

「DriveMate d-OBD」は、日本のカー用品メーカーのカーメイトが今年の10月10日より発売しているOBD2デバイスです。

専用アプリのDriveMate Ecordaを組み合わせて使うことで、リアルタイムな走行情報が確認でき、iPhoneやiPadから最大30日分の平均燃費・最高速度・燃料消費量・アイドリング時間等の変化を確認くることができます。

主に燃費等を気にされる方にはよいではないでしょうか。

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ただちょっと見た感じが一昔前なデザインなのと上記のデバイスに比べて明快さに欠ける部分(下記プロモ動画も含め)が個人的に少し気になります。

カーメイト、最大30日分の燃費データをスマホに表示できるOBD2アダプター発売 

参照元記事:レスポンス 2014年10月10日

さいごに

先日、タイムズ24が展開するカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」で優遇サービス「TCPプログラム」の導入効果が発表されました。

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タイムズカープラス、「TCPプログラム」の導入効果を発表

参照元記事:carview! 2014年11月3日

この、「TCPプログラム」は、カーシェアリングの利用者の「車内美化」や急加速や急減速のない「エコドライブ」「給油」など様々な行動からポイントが貯まり、ポイント数に応じて会員ステージが変動するものですが、

今回ご紹介したOB2を利用したデバイスは、クルマを所有する人は、もとよりこのようにカーシェアリングやカーリース、レンタカーなどクルマを管理する側にとっても様々な利用価値が考えられます。

最初に挙げた「Automatic」のようにOB2とGPS、加速度センサーなどから様々なデータを得られれば、クルマに関する情報が手に取るようにわかります。

今後、移動場所ももちろん、急加速や急減速などの運転状態までクルマでの行動は、全て監視・把握される時代になっていくと思われます。

自動運転などの技術もどんどん現実味を帯びてきていますし、今後10年くらいで大きく変化していくんでしょうね。

それではよい週末を!